錦糸卵と秋の空










晩秋の鹿ケ谷山荘。
今年は、アナトリアキリムとタイマニカーペットの会。
うっすら苔生す石の階段をのぼりながら、
一年という月日の流れを実感する。

おおきな窓から染まりかけの紅葉を眺め、
すし善のちらし寿司弁当でおなかをたっぷり満たし、
緩慢な動きで山荘内を漂った。

シルクロードに遺る手仕事という財宝。
隊商が行き交った黄金色の旅路。
わたしはながらく想い焦がれている。
いつかその地を踏むことを夢みて、
タイマニカーペットに、スザーニに宿る、中央アジアの風を匂ぐ。

敷物やクッションカバーに惹かれつつも、
やはり KANNO TEXTAILE にしびれて、
道中着のようなコートを入念に選んだ。
以前もとめたスカートは、ウズベクの絣…アドラスでできたもの。
今回のコートは、インドのラジャスタンの布で仕立てられている。

鹿ケ谷山荘からの帰り道は、どこか胸がすーんとする。
ほくほくしているはずなのに、心もとない。
わたしのなかでひとつの風物詩を終えたさびしさか。
つぎの季節へ移ろう準備に焦っているのか。
ふぉーん。

でも、白川通りまで出たら正気になるんだよな。
銀杏と欅もすっかり色づいてきれい。
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